ローマの骸骨寺
各ガイドブックにも載っている結構有名な場所。骸骨寺。
私が骸骨寺の存在を知ったのは、学生時代に読んだ
塩野七生さんの「イタリアからの手紙」でした。
ローマを訪れて広大なサン・ピエトロ寺院の豪華さを嘆賞する
ことも大切だ。しかし、もし少しの余分な時間があったら、この
「記念すべき修道士たちの墓所」を一見することをお薦めする。
この墓所を見た人は、愛の宗教であるはずのキリスト教のもう
ひとつの顔を知るであろう。
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イタリアからの手紙 著者:塩野 七生 |
骸骨寺こと、
サンタ・マリア・インマコラータ・コンチェツィオーネ教会。
サンタ・マリア・デッラ・コンチェツィオーネ教会。
ガイドブックにより教会名がちょっと違います。イタリア語は
まったく分からないので違いは分かりませんが。
1626年に建てられた、カプチーノ修道会の教会。
5つの石窟があり、それぞれ異なった装飾になっていま
すが、修道士たち約4000体の人骨で装飾されています。
写真撮影は禁止ですので、絵葉書の写真です。
きれいな模様を作っているのは全て人骨であります。
塩野さんは骸骨寺編で下記のように締めくくっています。
キリスト教と深くつながり、ヨーロッパ人の専売のように思われ
てきた、いわゆるヒューマニズムというものがどんな程度のもの
かも理解できるはずである。
なんとなく理解できた気もしますが(笑)、単純に「よくこれ程の
ものを作りあげたものだ!」が感想です。
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